本日、「Endangered」コレクションがお披露目となりました。
その中でも、ヴィンテージの珊瑚彫刻を使った「サンゴカーヴィングピアス」の製作裏話について書きたいと思います。
ジュエリーワンダーラストでは、過去にジュエリーに使われたものの役目を終えた宝石、所謂「外し石」を積極的に用いています。
そうした「外し石」は、古い金具から宝石を外す際に石が割れてしまうリスクが常に付きまといます。どんな石にもそのリスクはあるのですが、特に硬度の低い石はそのリスクが一層高まります。
有機物であるサンゴの硬度は、3.5。最も硬い鉱物であるダイヤモンドが10ですので、それと比べると非常に柔らかいことが分かると思います。もちろん、柔らかいことは必ずしも悪いことではなく、その柔らかさゆえ、サンゴには繊細な彫刻を施すことができます。
ジュエリーワンダーラストのアイテムを作る過程でも、実は割れてボツになってしまったサンゴカーヴィングがいくつかあります(泣)
他の宝石に比べると割れたり欠けたりしやすいサンゴのカーヴィングは、現在あまり見られなくなりましたが、日本では昔から帯留めにされたり愛されてきたものでもあります。
ジュエリーワンダーラストでは、そんなカーヴィングを現代に合うようアレンジして、皆様にお届けします。「Endangered」コレクションはこちら。