ジュエリーワンダーラストでは、ジュエリーに用いる金属として、フェアマインド認証ゴールドを取り扱っています。
フェアマインド認証とは?

フェアマインド認証とは、南米を中心に小規模鉱山労働者を支援する非営利団体であるAlliance for Responsible Mining (ARM)が行う取り組みです。
認証を受けたゴールドは、100%のトレーサビリティ(どこで採掘されたのか追跡が可能であること)と、自然との調和や労働者の尊厳を守ること、そして鉱山周辺に住むコミュニティの人々への貢献が保証されています。
どこで採掘されたのかが分かる、採掘過程で児童労働を用いていない、武力紛争への関連がない、といった基本的なこと以外にも、
・適切な価格で買い取られた金である
・労働者たちにプレミアム(奨励金)が上乗せして支払われいる
・労働者たちの福祉が守られている
・男女平等を推進している
・鉱山周辺の環境保全、水資源の保全に配慮している
・採掘の際に化学薬品を使用しない、または安全に使用している
といったことが保証されています。

小規模鉱山労働者とは?
フェアマインド認証は、小規模鉱山労働者を支援する取り組みですが、そもそも小規模鉱山労働者とはどういった人々を指し、なぜ彼らの立場を守ることが重要なのでしょうか?
「小規模鉱山労働者」について共通の決まった定義はありませんが、重機を用いて大規模な採掘を行う大企業に対して、限られた設備と人力で採掘を行う人々を指します。小規模鉱山労働者は、世界の鉱山労働者のうち90%を占めると言われており、うち約30%が女性です。

小規模鉱山は、その地域にとって重要な生計手段となっているという点も重要です。宝石の埋蔵量は、アフリカや南米、東南アジアをはじめとする発展途上国に集中しています。そしてそうした国の多くが、貧困、高い失業率、紛争、独裁政権、汚職といった問題に直面し、政治的・経済的に不安定な状況を抱えています。元々少ない仕事の選択肢の中から採掘を選ぶ場合も多く、十分な設備や安全装備のないまま仕事に従事する人が後を絶ちません。
鉱物採掘は、それ自体が危険を伴う仕事です。労働者たちは日常的に、地滑り、滑落、崩落といった事故の危険と隣り合わせであることに加え、労働者に対する暴力や虐待、買い叩きといった労働力搾取も頻発しています。
また、無計画な採掘で周辺の生態系が崩れたり、作業過程で水銀などの化学薬品を用いることで水源が汚染されたり、環境に対する悪影響も問題視されています。
新たなスタンダード
そうした鉱業が抱える悪しき慣習を断ち切り、マジョリティでありながら看過されがちだった小規模鉱山労働者たちの抱える問題を解決していく取り組みが、まさに「フェアマインド認証」なのです。
フェアマインド認証ゴールドを積極的に取り入れることは、鉱業の古い慣習を断ち切り、公平でポジティブなスタンダードを広めていくことに繋がります。

かつて、ダイヤモンドが紛争の資金源となってしまう「紛争ダイヤ」の問題が、世界的に問題になりました。それに対抗するために作られた国際的な枠組み「キンバリープロセス認証制度」の登場によって、現在流通している紛争ダイヤは全体の0.1%にも満たないと言われています。
それと同じように、フェアマインド認証が世界中に広がれば、鉱山労働者に対する不当な扱いや無理な採掘による環境破壊といった、現在起こっている問題にNOを突きつけ、単に「紛争に加担していない」ではない、さらに上の基準を世界に広めることが出来ると私たちは信じています。

ジュエリーワンダーラストでは現在フェアマインド認証ゴールドを、ブライダルと一部の商品にのみ用いていますが、今後ラインナップを増やしていく予定です。
【参考文献】
Artisanal miners: A hidden but critical force in the global economy | Pact (pactworld.org)