アンティークカットのダイヤモンドについて

アンティークカットのダイヤモンドについて

新コレクション「Old Glow」は、「古の輝き」の名の通り、100年以上前にカットされたアンティークダイヤを使用したコレクションです。

 

今回はアンティークカットの中でも代表的で、コレクションでも使用している「オールドマインカット」と「オールドヨーロピアンカット」についてお話したいと思います。

 

オールドマインカット(old mine cut / OMC)とは

 

オールドマインカットとは、17世紀末ベネチアの研磨職人であるペルッツィによって開発され、18世紀初頭から19世紀後半にかけて最もポピュラーだったといわれるカットです。

現在のラウンドブリリアントカットの原型とも言われますが、この頃はまだ正方形に近い形で、現在でいうクッションシェイプに近い形をしています。ダイヤのおしりといえるキュレットを切り落とすので、真ん中に小さな穴が空いているように見えることも特徴です。

 

出典:中央宝石研究所(CGL)

 

オールドヨーロピアンカット(old european cut / OEC)とは

 

オールドマインカットに少々遅れて、オールドヨーロピアンカットは18世紀初期に登場します。19世紀後半になるとカッティング技術も向上し、ラウンド形が人気を博すようになりました。ファセット(面)の数はオールドマインカットと同じ58ですが、形が大きく変わりました。現在のラウンドブリリアントカットに非常に近い形です。真ん中のキュレットも、オールドマインカットに比べると小さめです。

 

出典:中央宝石研究所(CGL)

 


アンティークカットの魅力

個性的で唯一無二

ダイヤモンドをカットする機械が発明されたのは1874年なので、アンティークダイヤは基本的に人の手でカットされたものです。そのため、同じものはふたつとなく、ひとつひとつ違う表情をもっていて個性的です。こうした個性は、4Cが絶対的な評価基準として君臨している現代のダイヤでは、まず見ることができません。手作業でカットされた石なので左右非対称ですが、そのいびつさがとても愛らしく、愛着が湧くカットだと思います。

 

やわらかな輝き

現代のラウンドブリリアントカットが「キラキラ」とした輝きならば、アンティークカットは「うるうる」とした輝きです。細かく光を反射しキラキラ、時にはギラギラとした美しさのラウンドブリリアントカットに比べると、アンティークカットは大きなファセット(面)がたっぷりと光を反射するような瑞々しい印象です。

アンティークダイヤは、電気のない時代にろうそくの火のもとで輝くことが想定されていました。そのため、夜の室内で柔らかな光をうけて、優しくロマンティックに輝くためのカットなのです。

 

 


アンティークダイヤを選ぶ基準

ご存じの方も多いかと思いますが、現代のダイヤには「4C」と呼ばれる価値基準が存在します。4Cとは「カット、カラー、カラット、クラリティ」の4つの項目でダイヤモンドの質を判断し、鑑別書にも記載されます。

ジュエリーワンダーラストでも、0.2ct以上のダイヤモンドには、世界的にも信頼されている米国宝石学会(GIA)の鑑別書をおつけしています。

 

しかし、アンティークダイヤの価値は4Cでは測ることができません。ダイヤモンドの希少性や加工技法の異なった100年以上前のダイヤモンドの大半は、現代の均一な価値基準に無理やり当てはめられると低い評価を受けざるを得ません。

アンティークダイヤを選ぶ際に頼りにするべきものは、なによりも「自分の感性」です。第三者からの評価ではなく、自分の目で見て「これだ」と思ったダイヤモンドを選ぶことが最も大切なことになります。

 

ジュエリーワンダーラストでは今後もアンティークダイヤの取り扱いを増やしていく予定です。ぜひ一期一会の出会いを楽しんで、お気に入りを見つけていただけたら嬉しいです。

Old Glowコレクションはこちら

 

出典:

Old Mine Cut Diamond: Timeless Romance

Antique Diamond Cuts: What You Need to Know | The Diamond Pro

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