サフラジェットジュエリーに込めた思い

サフラジェットジュエリーに込めた思い

すでに前のブログでもお伝えしていますか、今年の国際女性デーに合わせて、ジュエリーワンダーラストでは「シスターフッドコードブレスレット」を限定販売しています。

 

自分のジュエリーブランドでサフラジェットジュエリーを作ることは、ブランド立ち上げ前からの目標のひとつでした。そのきっかけは、イギリス大学院時代の体験だと思います。

 

8年前、私は大学院に通うためにイギリスに滞在していました。そこで私は初めて真剣に、「ジェンダー」に向き合う経験をしました。

ジェンダー学の授業があったということ、そして3月8日の国際女性デーには「Happy Women's Day!」といいながら一輪の花をくれるような同級生たちに囲まれて、それまできちんと学んだことのなかったジェンダーについて学びました。

ジェンダーを学ぶことは、女性性や男性性を超越して、人間や人間関係について学ぶことでした。


2024年の日本のジェンダーギャップ指数156か国中118位です。これは過去から現在に至るまで、日本では政治・経済・教育・健康の4分野で男女に大きな格差があることを示しています。

 

最近も女性の尊厳を傷つける事件がいくつも明るみになり、それについての議論が活発になされています。建設的な議論の他に、声を上げる女性への誹謗中傷も山のように目にします。

SNS上では間違った意味でのフェミニズムを間違った意味で捉えている人も多く、「女性の権利」という言葉自体に、アレルギー反応を覚えている人もいるかもしれません。

しかし本来のフェミニズムは、「性別によってすべきことを決めつけるのを止めよう」という、非常にシンプルなことを謳っています。

 

イギリスで女性の参政権を勝ち取ったサフラジェットたちは、結果を勝ち取るまでは周囲の多くの人から疎まれ、白い目で見られていた女性たちだったでしょう。しかし、歴史上にこうした人たちがいなければ今でも私たちは、性別や生まれた家によって、参政権の有無や職業選択の自由、結婚、立ち居振る舞いにいたるまで、人生のすべてを決められてしまう世界に生きることになっていました。

 

そしてこれは、全くもって過去の話ではありません。現在の私たちはまだ性別によって生きづらさや不条理がある世界に生きています。これは女性たちの生き方だけではなく、男性たちの生き方にも関係があることです。女性たちが「女だから」という理由で抑圧され生きづらさを感じる時、男性たちもまた「男だから」というプレッシャーの下に生きづらさを抱えています。女性たちにとって生きやすい世界は、男性たちにとっても生きやすい世界になるはずです。

 

ひとりで声を上げることは勇気のいることです。しかし自分以外にも信念を持っている人がいる、ひとりではなく仲間がいると思うことができれば、力は何倍にもなります。私がサフラジェットジュエリーを作るときは、そうした女性たちの連帯(=シスターフッド)を感じられるものしようと決めていました。

今回小さなモチーフがついたコードブレスレットを製作したのは、「気軽に買えて、さりげなくつけられる」と考えたゆえです。

 

「自分は活動家ではない」、そう思う人が大半でしょう。私もそうです。仕事や家庭のことに追われて、そんな大それたことを考える余裕なんてない。それでも、「女性だから」、「女の子だから」と何かを押し付けられていると感じた時、「それはおかしい」と違和感を感じる、出来れば声を上げたい。たぶん私たちはみんなそんな「普通の人々」です。私たちはひとりではありません。

 

このコードブレスレットが、そんな「普通の人々」の小さな力になりますように。

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