Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

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【購入品紹介(アンティーク)】ねこと鷲の小物入れ

今回の購入品はジュエリーではないのですが、「ジュエリー入れ」ということでぎりぎりOKということにさせてください。とてもかわいいので、どうしても記事が書きたかったのです…。それがこちら。

 

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にゃーん。

 

とってもかわいいでしょ!!!!????

 

ネコ型というだけでもかわいいのに、この色使い。ネコ型っていうとドラえもんですね…日本人としては笑)

 

すべてエナメル(日本語:七宝、フランス語:エマイユ)なのですが、深いブルーをベースに赤、ピンク、水色、緑と美しく配置されています。個人的にはリボンの色使いにこだわりを感じます。金色の縁取りもとっても美しいです。

 

ちなみに中はこんな色。

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スカイブルー!もう完璧です。

 

スペックはこちら。

 

【スペック】

時代:1920年代

素材:不明(エナメル仕様)

購入国:フランス

 

エナメルとは、「陶器、ガラス、金属などの表面や透かしに、ガラスを塗料として吹き付ける技法のこと」で、アンティークジュエリーにも多く見られます。特にアール・ヌーボーの時代には、ルネ・ラリックやジョルジュ・フーケなどもエナメルの技法を用いて多くの作品を生み出したり、エナメルのジュエリーは人気を博しました。一口にエナメルと言っても、様々な技法があります。↓こちらが詳しいです。

アンティークアナスタシア 神戸北野町 美術工芸品のレファレンス エマイユの技法と歴史 l'histoire générale de l'émaillage

 

さて、この小物入れにまつわるストーリーとして、売り手の女性との価格交渉があります。COVID-19以前のお話で、私は当時フランスに住んでおりました。その街では週に二度、広場で蚤の市が行われていて、そこを覗くことが私の日課でした。とある女性がたくさんのアンティークの小物入れを机の上に所狭しと並べて売っており、私は前を通りがかっては物色していたのですが、このねこの小物入れがひと際私の目を惹きました。しかし即決はせず、毎週開かれるこの蚤の市に通っては、「買おうかな、どうしようかな」と悩む日々が続きました。

 

そして数週間後、また蚤の市に顔を出すと、やはり変わらずこの子が女性のお店のテーブルに並んでいたので、「やっぱりお持ち帰りしよう」と決心したのです。するとその女性に、「もうひとつ買ってくれたら安くするよ」と言われました。普通、欲しい物を安く手に入れるためにもう一つ買ってしまったら本末転倒だと気がつくと思うのですが、なぜか私はその条件を受け入れて、もうひとつ「おまけ」で購入すべきものを選んだのでした。

 

それがこちらです。

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鷲!!

 

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側面は螺鈿です。蓋はおそらく黒蝶貝かなにかに鷲を描いているのだと思います。なんだかクレヨンか色鉛筆の落書きみたいなタッチですよね、笑。何の技法か分からないので、もし写真からお分かりになる方がいらしたらぜひ教えてください。

 

一応、スペックも書いておきます。

【スペック】

時代:ナポレオン3世の時代(第二共和政もしくは第二帝政)

素材:螺鈿

購入国:フランス

 

ねこちゃんの「おまけ」として選んだ彼ですが、「ねこの値段は下げてあげるが、こっちは絶対だめ!」ということで、ねこちゃんを半額で、こいつを元の値段で買いました。うん、やっぱり本末転倒ですね、笑。

 

しかし結果オーライで、両方ともとても気に入っています。この2つは一応、小さいジュエリーを入れたりするのに使っていますが、小物入れ自体が大事で丁寧に扱わないといけないので、外出時の持ち運びのケースとしては使えません。傷がつきそうで怖いので…。持ち運びのジュエリーケースについてはもっと実用的なものを使っているので、また別記事でご紹介しますね。