Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

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グーグルアーツで旅しよう。宝石やジュエリーが有名な世界の美術館

海外旅行にいけなくなって久しいですが、世界には価値ある宝石やジュエリーを展示している美術館や博物館がたくさんありますよね。その豪華さは写真でも十分ひしひしと伝わってくるので、今回はそれらを眺めながら少しでも旅行に行った気になりたいと思います。以下で紹介する美術館、博物館のほとんどがGoogle Arts & Cultureや公式HPでコレクションが見られるので、リンクを貼っておきますね。以下で紹介する美術館、博物館も、実際にはクローズしているところが多く悲しいですが、その代わりにオンラインでコレクションが見られるようになったのは嬉しいですね。

 

 

スミソニアン博物館(ワシントンDC、アメリカ)

最初は、言わずと知れた呪われたダイヤモンド「ホープ」を所有する博物館です。「スミソニアン博物館」と呼んでいますが、これはいくつもある博物館群の総称で、正しくはその中のひとつである「国立自然史博物館」に展示されています。

 

Google Arts & Cultureでコレクションを見ることができます。ただし、自然博物館なので、昆虫の標本や爬虫類、動物の剥製や骨などが様々表示されます。そういった類いが苦手な方はどうぞご注意を↓

artsandculture.google.com

公式HP上でもバーチャルツアーがあります↓

naturalhistory.si.edu

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出典:Smithsonian

正直、グーグルアーツより公式HPの方が見やすいし楽しいです…!

 

ホープダイヤモンド

ファンシーダークグレイッシュブルー、VS1クラリティ、カラットは驚異の45.52ctにも及ぶ、世界で最も有名といえるカラーダイヤモンドです。現在のカットは、かの有名なハリーウィンストンが手がけ、アンティーククッションブリリアントカット(Cushion antique brilliant with a faceted girdle and extra facets on the pavilion)となっています。長い!

実はGIAが行った鑑定によると、カットの評価は 「ポリッシュはグッド、シンメトリーはフェアー〜グッド」とそこまで好評価ではないのです。ここまで大きなダイヤとなると、輝きを最大限にすることより、なるべく削らずカラットを残すことが優先されたのではないかと推測出来ます。

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出典:Smithsonian

www.youtube.com

 

ホープダイヤを有名にした呪われたエピソードが知りたい方はこちらをどうぞ。

持ち主はみんな不幸に!?呪われたホープダイヤモンド | リファスタ(旧:リファウンデーション)

 

ところで、私は博物館や美術館のお土産屋さんが大好きなのです。なので今回は展示されている宝石とともに、ショップも巡っていきましょう😍

 

スミソニアンの公式オンラインショップはこちら↓

www.si.edu

 

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出典:Smithsonian

どうやらホープダイヤモンドのレプリカが売っている模様です!しかし残念ながらオンラインショップのラインナップの中には、見つけることができませんでした…。もし博物館を訪れた際は、お土産として自分だけのホープダイヤを持って帰りたいですね!

 

ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン、イギリス)

お次はイギリスです。イギリス王室は、言わずと知れた宝石や財宝の宝庫!そんな国の博物館は展示品の質も数も凄まじいです。そんな中、ジュエリーやファッション好きが見逃せない博物館が、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A博物館)です!(数からして)アンティークジュエリーのメインの時代ともいえるヴィクトリア時代の女王とその夫の名を冠する、芸術とデザインを専門とした博物館です。ジュエリーもですが、特にファッション好きはおさえておきましょう!

 

Google Arts & Cultureでコレクションを見ることができます。↓「アンティークジュエリー」のセクションもありますよ。

artsandculture.google.com

 

公式HPのオンラインコレクションページはこちら↓ただし、あまりグーグルアーツと変わらないかも?

www.vam.ac.uk

 

その中から今回ピックアップするのはこちら。

 

マンチェスターティアラ

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ただし、現在は展示されていないようなので、行く前にHPをチェックしましょう。

(出典:Victoria and Albert Museum)

1903年、パリのカルティエによって製作されました。ハートがモチーフのロマンティックなティアラです。このティアラを作成するにあたり、ルイ・カルティエはデザイナーたちに、ヴェルサイユ宮殿の18世紀の鉄細工装飾と柱のオーナメントのスケッチをさせたといいます。なので、革命以前のフランスを意識したデザインとなっているそうです。

 

その他にもV&A博物館にはアンティークから現代に至るまでのあらゆるジュエリーが展示されています。

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出典:Victoria and Albert Museum

 

そしてもう一つ見逃せないのは、ミュージアムショップです!↓

www.vam.ac.uk

 

ここはファッション系が強いこともあり、お土産がとてもハイセンスでかわいいのです。

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出典:Victoria and Albert Museum

今はちょうど、「不思議の国のアリス」のエキシビションが行われているので、それに合わせてショップでもアリス関連のグッズが取り扱われています。他にもハイセンスなアイテムばかりなので、ぜひ覗いてみてください。

 

国立故宮博物院(台北、台湾)

アジアからはこちらをノミネート!故宮博物院です。こちらも超有名どころですが紹介しますね。ジュエリーというよりかは鉱物ですが、自然と人間の力で生み出された圧倒的芸術です。 

Google Arts & Cultureでコレクションを見ることが出来ます。↓

artsandculture.google.com

 

こちらも公式HP上でもコレクションを公開しています↓ただし、中国語表記しか見つけられませんでした…「線上」というのがonlineという意味ですね。読んで字の如く…。

theme.npm.edu.tw

 

故宮博物院の見所としては「五大宝物」と呼ばれる5つがありますが、その中でも特に有名な2つを取り上げます。

 

翠玉白菜

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出典:国立故宮博物院

翡翠の色のグラデーションを上手く生かした作品です。 白菜は、清廉潔白の象徴だそうです。また、翡翠という宝石も台湾では特に大切にされている石なので、とても台湾らしい一品と言えます。

 

肉形石

続いても超有名な、角煮にしか見えない石です。

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出典:国立故宮博物院

こちらはジャスパー、碧玉と呼ばれる種類の石だそうです。皮の照りの感じなど、本物のお肉そっくり。

 

そしてこれらはいろいろなタイプのお土産になっています!ショップはこちら↓

www.npmshops.com

 

私のイチオシはこちらの、白菜と角煮のコラボストラップです。

www.npmshops.com

 

もしくはマグネットもシュールでかわいいです。

www.npmshops.com

 

 

さて、ここからは私は実際には行ったことはないのですが、いつか行ってみたい美術館や博物館です。それらがあるのは、アンティークジュエリー好きが避けては通れない国、ロシア!

 

ロシアの宝石といえば、ロマノフ王朝。まずファヴェルジェのイースターエッグが思いつきますが、ロマノフ王朝のコレクションではそんなもんではありません。後に革命が引き起こされるほど農奴たちから搾り取った税金を資金として、世界最大ともいえる宝石やジュエリーのコレクションを所有していました。以下はそんなお宝の一部が見れる博物館です。

 

ダイヤモンド庫(モスクワ、ロシア)

 名前からして気になる博物館ですよね。ダイヤモンド庫は、モスクワの有名観光地である宮殿、クレムリンの中にあります。 

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クレムリン(出典:Рустам Абдрахимов)

 

こちらはグーグルアーツでコレクションは見つかりませんでしたが、公式HPにてバーチャルツアーを行っています。

公式HP↓

www.gokhran.ru

 

バーチャルツアーのページ↓

www.gokhran.ru

ロシア語ではあるのですが、操作は簡単です。こちらも他の公式HP同様、グーグルアーツより臨場感があって楽しい!こんな感じ↓

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出典:Diamond Fund

 

ここは本当にジュエリー、宝石好きによって見所の山なのですが、その中でも特に有名どころをプックアップします。

 

オルロフ

超有名ダイヤモンドのひとつである「オルロフ」。宝石好きならば死ぬまでに一度は見てみたいですよね!それがこちら。

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出典:Diamond Fund

このこんもりとしたダイヤ!エカテリーナⅡ世の愛人だったオロノフ伯爵が、彼女の愛を取り戻すために献上しました。残念ながら伯爵は愛を取り戻すことには失敗しますが、世界で最も有名なダイヤモンドとして後世に名を残すこととなりました。このダイヤは、鳩の卵を半分にしたような形、とも言われているそう。カラットについては公式サイト内で明示されていなかったのですが(すでにセッティングされているため正確に測れないそう)、どうやら190カラットほどあるようです…!

Famous Diamonds: The Orlov

 

シャーダイヤモンド

もうひとつ見逃せないダイヤモンドが「シャー」です。

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公式の写真が見当たりませんでした…。(出典:Internet Stones.COM.)

こちらはオルロフとは打って変わって、角棒状のダイヤモンドです。カラットは88.70ct!地球上で最も固い鉱物であるダイヤモンドに、彫刻文字が刻まれています。一瞬、水晶なんじゃないかと疑ってしまいました。ペルシャ王からニコライ1世へ贈られました。

14の有名ダイヤモンド|中央宝石研究所(CGL)

 

エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルグ、ロシア)

さてお次は、ロシアを代表する美術館です。 美術館自体が元王宮なので、とても美しく見応えがあります。

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出典:The State Hermitage Museum

こちらもグーグルアーツでもコレクションを見ることが出来ますし、公式HPでもバーチャルツアーがあります。

Google Arts & Culture↓

artsandculture.google.com

 

公式HPのバーチャルツアー↓

https://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/panorama

 

それにしてもとにかく広大な美術館なので、オンラインであっても見て回るのが大変です…!そんな膨大なコレクションの中でも、大の宝石好きのエカテリーナⅡ世のコレクションが集まっている場所、それが「ダイヤモンドルーム」と呼ばれる部屋です。これは名前からして必見ですね。

 

ダイヤモンドルーム

ここでは特定のアイテムは取り上げないのですが、この部屋自体が、事前予約がないと入ることの出来ない展示室だそうです。ガイドさんの案内のもと鑑賞することになります。

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撮影/小野祐次

あまり参考となる写真が出回っていなかったので、公式バーチャルツアーの「ダイヤモンドルーム」のページをどうぞ

 

 

トプカプ宮殿博物館(イスタンブール、トルコ)

世界の宝石、ジュエリーコレクションを語る上で、ロシアの他に欠かせない国がもうひとつあります。それがオスマン帝国です。今でいうトルコですね。繁栄したオスマン帝国はその力と富を誇示すべく、それは豪華な宝石を大量に所有していました。それらが展示されているのが、トプカプ宮殿にある宝物館です。その中でも必見の有名宝物を2つピックアップしたいと思います。

トプカプ宮殿の公式HP↓

https://www.millisaraylar.gov.tr/en/home-page

 

Google Arts & Culture↓ただし、あまり参考にはならなそうです…

artsandculture.google.com

 

スプーン職人のダイヤモンド 

まずは超有名、且つ一度聞けば忘れない名前の「スプーン職人のダイヤモンド」です。

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出典:Harry Gouvas citing in Atlas Obscura.

このユニークな名前はあるエピソードに由来しています。1669年、漁師だったある男性が海岸で美しい石を拾います。美しくはあるものの、どんな価値があるのか分からなかった男性はその石をポケットに入れたまま数日過ごします。そしてある日宝飾マーケットを通りかかった男性は、そこで出会った最初の男へ石を見せます。その男はすぐにそれがダイヤモンドであり、とんでもない価値があることに気がつきましたが、漁師にはこう言いました。「これはただのガラスだね。持って帰っても良いし、もし欲しければこの3本のスプーンと交換してあげよう」。漁師の男性は後者を選び、スプーン3本と交換にその石を譲ってしまいます。なんと悪質な…!

こうした通説から、このダイヤは「スプーン職人のダイヤモンド」と呼ばれるようになったのですね。その後この86カラットのダイヤモンドは、フランスに渡りナポレオンの母のものになり、その後トルコの手に渡りました。

www.atlasobscura.com

 

トプカプの剣

大きさも質も素晴らしい3つのコロンビア産と思われるエメラルド(先端も合わせると4つ)がまばゆい、全長35cmほどの短剣です。

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出典:Istanbul Day Tours

エメラルド以外にも複数のダイヤモンド、マザーオブパール、そしてエナメルで美しく装飾が施されています。この短剣は、ペルシャのナディール・シャーとオスマン帝国のマフムト1世の間で結ばれた平和協定の証として行われる宝物品交換のために、マフムト1世が用意したものでした。しかし実際には交換の前にナディール・シャーが暗殺されてしまったため、ペルシャの手に渡ることはありませんでした。

internetstones.com

 

【番外編】小さな蔵の美術館(甲府、日本)

最後に、私が近いうちにいってみたいと思っている美術館をご紹介します。日本の中で宝石に聖地といえば、古くからの水晶の産地であり今でも職人の集まる山梨県甲府市です。

そこの「小さな蔵の美術館」の1階には、アンティークコレクション室というのがあって、美術館館長が収集した300点あまりのアンティークジュエリーをみることができるそうです。ウェブサイトで見ただけでも、私の好みのジュエリーが多々あったので、ぜひとも訪れてみたいなと思っています。

jewellery.koshuyumekouji.com

 

最後に

今回、インドのムガル帝国の財宝を収めた博物館を探したのですが、これといったものが見つかりませんでした。インドに行ったことがありますが、確かにタージマハルやレッドフォードくらいで、宝石が有名な博物館は特にきかなかったような…情報ご存知の方、ぜひ教えてください。

 

今回は、今まで書いた記事の中でも最長じゃないか思うほどの長文になってしまいました。それほど世界には本当にたくさんのお宝が散らばっているということですね。一生をかけて、それらを巡る旅が出来たら素敵だなあと思います。コロナ禍が終わったらまた、海外旅行にもたくさんいきたいですね。私はもちろん次はロシアを狙っています。みなさんはどこに行きたいですか?