Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

MENU

完全版!金位と金メッキの種類まとめ【18Kと18KGFの違いは?】

 18金、14kgf、10K、18GPなどなど…ジュエリーの商品説明でよく見る表示ですが、きちんと理解してから購入されているでしょうか。これらの「記号」は、ジュエリーの価値を大きく左右します。

 金はそのままだと柔らかすぎてジュエリーなどの加工に向かないため、他の金属を混ぜて用いられることが多いです。しかしそれでも金がどれくらいの割合を占めるかで値段と価値が大きく変わります。よって金位を理解することはとても大事です。

 

また、金メッキについては種類が多い上に非常に分かりづらく、ミスリーディングな記載も多く見られるので、この記事であらゆる種類の「金メッキ」を網羅したいと思います。

 

 

金位とは

冒頭で書いた通り、金はそのままだと柔らかすぎて加工に向かないため、他の金属を混ぜてることが多いです。金位とは、その金製品に含まれる金の純度のことです。金の純度が何%なのかによって名称が変わり、○○金、もしくはK○○(Karatの略)と表現されます。まずはその種類を見ていきましょう。

ソースはこちら↓

金の純度(24金・22金・18金・14金・10金)の基礎知識 - 単位、種類、調べ方など | なんぼや

K24(24金、純金、pure gold)

純金99.99% ~100%。純金至上主義の中華圏の宝石店ではK24のジュエリーもよく見ますが、基本的には資産価値を重視した製品に使われます。ちなみにK24で作られたネックレスチェーンや指輪は素手で容易に曲がります

 

K22(22金)

純金91.7%:混合物8.3%。K24よりは固いですが、それでもまだ柔らかいのでキズが付きやすいです。

K18(18金)

純金75%:混合物25%。ここからが一般的にジュエリーショップでよく見る金位だと思います。地金としての価値が高いのは、基本的にK18までと思った方が良さそうです。

K14(14金)

純金58.5%:混合物41.5%。特にアメリカで好んで使われているように思います。混合物の割合が増えるのでK18よりも丈夫です。

K10(10金)

純金42%:混合物58%。ここまでくると、金より化合物の配分の方が勝ります。安価なので手に入れやすいです。 

その他

K15、K12、K9

以上に挙げたものは基本的に現代のジュエリーに使用されている金位ですが、アンティークジュエリーには、今は見られない金位が使われています。K15K12K9です。これらは主に、イギリスのアンティークにしか見られない金位です。

カラーゴールド(ローズゴールド、ホワイトゴールドなど)

これらも純金に別の金属を混ぜて色を出したものです。その割合によって、K18だったりK14だったりします。

 

言うまでもなく、金位が高い方が含まれている金の量が多いので、値段も価値も高いですね。また、肌が弱い人は金位の低いものをつけると肌が荒れるということもあるので注意してください。 

 

さて、以上金位の話をしましたが、金位はすべてソリッドゴールドに関する話でした。ソリッドゴールドとは何かというと、日本語では「金無垢」というようです。しかしそれだと「純金」に思いませんか?私はそう思ったのですが、調べてみると、必ずしも純金ではないそうです。

 

金無垢【きんむく】金ムク
純金のこと。混じりけのない無垢な金。24金。アクセサリーなどで使用する際には、強度を高めるために一定の金属材料を混ぜるが、金無垢と称される。メッキでないといった意味合いで用いられている場合もある。(実用日本語表現辞典より)

 

とにかく例えば18金なら中まで全部18金であること、金メッキではないことを意味します。以下に分かりやすい図が出てきますので、もう少々おつき合いください。

 

金メッキとは

本来ならば辞書通り、ソリッドゴールド以外は全てメッキ加工と呼びたいのですが、色々と調べてみると「金メッキ」と「金張り」は分けて語られたりしているようです。しかしここでは「ソリッドゴールド以外の、別の金属の表面に金を重ねているもの」の総称とします。「金メッキ」には本当に様々なバリエーションがあり、質が雲泥の差です。フリマサイトやハンドメイドサイトなどではここの記載が曖昧もしく不正確で、「こんなことでいいのか…」と思うことが往々にしてあります…。本当に価値のあるものにお金を払うために、ひとつひとつ確認していきましょう!

 以下のソースはこちらです。

Types of Gold Jewelry Explained: Plated, Vermeil, Filled, & Solid Gold - Simple & Dainty

ゴールドフィルドとゴールドプレーテッドの違いとは? アクセサリーパーツ・アロマオイル通販店-ネイチャーガイダンス(グリーン店)

 

最初に明記しておきますが、下にいけばいくほどクオリティが上がります。※ソリッドゴールドを頂点として、です。

 

ゴールドプレーテッド(gold plated、gp)

 

f:id:jewellerywanderlust:20210306011849j:plain

出典:Simple & Dainty.

銅や真鍮をベースメタルとして、その上に0.05%以下の金の膜を貼ったもの。日本語で金メッキと言ったときは、大体これを指します。非常に薄い膜のため、使用していく中で摩擦や水分に晒されると簡単にはがれます。安いアクセサリーはまずこれです。18KGP、14kgp、14ゴールドプレーテッド等々、様々表現があります。

  • 最も安価
  • 電気分解で被膜
  • 水に濡れると錆び、長持ちしない
  • 敏感肌はアレルギーがおきることも

 

ゴールドヴェルメイユ(gold vermeil)

 

f:id:jewellerywanderlust:20210306012300p:plain

出典:Simple & Dainty.

スターリングシルバーをベースメタルとして、その上に比較的厚い金の膜(アメリカの基準では2.5ミクロン)を張ります。ゴールドプレーテッドより断然金の膜が厚いので、日常生活で摩擦や水分に晒されてもまず剥がれません。日本ではあまり見ませんが、海外のジュエリーではよく見ます。

  • ソリッドゴールドに比べると手が届きやすく、かつクオリティが高い
  • 電気分解で被膜
  • 水に濡れても錆びることなく、日常使いしても大丈夫
  • 敏感肌でもアレルギーがおきにくい

 

ゴールドロールド(gold rolled)

真鍮や銅をベースメタルとして、その上にそのジュエリーの合計重量の1/20以下にあたる重さ分の金を張ります。日本語では「金張り」とも言います。ここ以降は金の膜を張る技術も変わり、プレーテッドやヴェルメイユのような電気分解ではなく、原子レベルで合金化しているため剥離しにくくなっています。アンティークではよく見られますが、現代ではあまり見かけないかもしれません(あまり一般的ではないので画像が出てきませんでした…)。

  • ソリッドゴールドに比べると手が届きやすく、かつクオリティが高い
  • 熱と圧力を使い、原子レベル合金化して被膜するためより剥がれにくい
  • 水に濡れても錆びることなく、日常使いしても大丈夫
  • 敏感肌でもアレルギーがおきにくい

 

ゴールドフィルド(gold filled、gf)

f:id:jewellerywanderlust:20210306012131j:plain

出典:Simple & Dainty.

真鍮や銅をベースメタルとして、その上にそのジュエリーの合計重量の1/20以上にあたる重さ分の金を張ります。上のロールドは1/20以下だったので、それよりさらに金の膜が厚いことが分かるかと思います。こちらも「金張り」にあたるもので、被膜の仕方はロールドと同じく原子レベルです。

ゴールドプレーテッドと比べると、その厚さは100倍以上になります。こちらは上に挙げたロールドと同じく、上に挙げたどのメッキよりも金の膜が厚いため、こちらも日常生活で摩擦や水分に晒されても剥がれません。

  • ソリッドゴールドに比べると手が届きやすく、かつクオリティが高い
  • 熱と圧力を使い、原子レベル合金化して被膜するためより剥がれにくい
  • 水に濡れても錆びることなく、日常使いしても大丈夫
  • 敏感肌でもアレルギーがおきにくい
  • 金メッキの中では最上

 

比較まとめ

 上から「プレーテッド→ヴェルメイユ→フィルド→ソリッドゴールド」。金の厚みが一目瞭然ですね。

f:id:jewellerywanderlust:20210306012550p:plain

出典:Simple & Dainty.

練習問題

今後ジュエリーの商品詳細を見たときにぱっと分かるように、おせっかいながら練習問題を作りました。白文字にしたので、答えを見たい場合は、カーソルを合わせて左クリックしたままびーっとドラッグしてください。するとハイライトされて白文字が見えるようになります。

第1問 「14KGP」

答え…14金の薄い膜がベースメタルに張ってある。剥がれる可能性が高い。安い。

 

第2問 「18Kイエロー ゴールドプレーテッド」

答え…18金の薄い膜がベースメタルに張ってある。剥がれる可能性が高い。安い。

 

第3問 「10K」

答え…10金のソリッドゴールド。錆びない。金メッキに比べると質が高く、値段も高い。

最後に

これでゴールドに関して必要な知識は、大体も網羅されたと思います。ジュエリーはデザインや使われている宝石に注目がいきがちですが、「質の高い地金が十分使われている」というのはまちがいなく、美しいジュエリーの条件の一つだと思います。もちろん、全てのジュエリーを最高の素材で揃えるのは難しい時もあるので、そのジュエリーをどのように使いたいのか(毎日使いたいのか、一時だけで十分なのか)によって、賢く素材を選べるといいですね。とにかく安い、高いに関わらず、ジュエリーを買うときは、ぜひ金位やメッキの種類に注目してみてくださいね!