Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

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プレゼントしたい、子ども用ジュエリー

3月3日はひな祭りですね。女の子がいるご家庭は、お雛様を出して、ちらし寿司やあられを食べながらお祝いすることと思います。今回は女の子、子どもにまつわるジュエリーについて書きたいと思います。

 

「子どもがジュエリーなんて高価なものを!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、歴史的に見て子どものために作られたジュエリーは結構あります。 

 

 

 

現代の子ども向けジュエリー

まずは現代ですが、ポピュラーなのは「ベビーリング」でしょうか。赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を願って送られるベビーリングは、赤ちゃんの指のサイズで誕生石がついていることが多いかと思います。

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出典:A&S Inc.

お母さんがお揃いで着けるものは「マザーリング」というそうです。かわいいですよね。

ざっとみたところベビーリングのお値段は1、2万円台と手も出しやすいです。

 

アンティークの子ども向けジュエリー

さて、続きましてアンティークです。アンティークには、大人用顔負けのとても素敵な子ども用ジュエリーがたくさんあります。子どもがつけるジュエリーは世界中の様々な地域、時代であるようですが、ここでは特に私が素敵だと思ったものをピックアップします。

 

ゴールドのリング

アンティークの中でもベビーリングをみつけることができます。しかしそれは現代の誕生石がついたものとは少々異なります(当時は誕生石という概念がなかったですしね)。それがこちらです。

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少女と子どものための指輪カタログ(出典:Gray & Davis, LLC)

「少女と子どものための金の指輪(石つき)」カタログなんて素敵すぎる!(※「Misses」とは結婚前の女性、ということですが、ここでは時代も考えて「adolescent girls(思春期くらいの女の子)」の意味で訳しました。

 

こちらのお店では、そんなヴィクトリアンの子ども用リングを大人がつける際のアレンジについて提案しています。

 

提案①ミディリングとして

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出典:Gray & Davis, LLC

 す、すてき…!子ども用はもちろんサイズが小さいので、関節で留めるミディリング(ファランジリング)にぴったり。ただし落とさないように要注意!

 

提案②ネックレスとして

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出典:Gray & Davis, LLC

 こちらも素敵〜!これならサイズ関係なく身につけられますね。

 

提案③お求めやすい婚約指輪として(!)

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出典:Gray & Davis, LLC

そしてこちらは中々思いつかないアイディア! 子ども用のリングは使われている石も小さめなため、お手頃価格で買えるそう。確かに、上の写真のようにシンプルなダイヤを選べば婚約指輪みたいですね。確かに私がさっとネットで調べた感じでも、アンティークのベビーリングの相場は石なしのものだと1万円前後で、石付きだと1,2万円〜といった感じでしょうか。

 

バングル

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出典:Venelle

こちらもよく見るアイテムです。子ども用のバングルですね。カーヴィングがかわいい!と思いサイズを見てみたら、とんでもなく小さくて涙をのんであきらめたことがあります、笑。

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出典:Daffodils Vintage

これについてはゴールドもシルバーも両方見かけます。こちらによると、こうしたバングルは、プルミエール・コミュニオン(初めて聖体拝領をうけること、7,8歳が多い)の時に身に着けるために作られたと思われるそうです。宗教関連だったんですね。

 

サンゴのジュエリー

そして最後に挙げるのは、私が「子ども用ジュエリー」ときいて真っ先に思いつく、サンゴのビーズのジュエリーです。ネックレスやブレスレット、アンクレットなどは、子どもだけでなく赤ちゃんすらもつけることがあったようです。その理由は、古来からサンゴは子どもを悪い気や病気から守ってくれると信じられてきたから。今よりも疫病が頻繁に起こり、子どもが無事大人になれる確立が低かった時代は特に、子どもが健やかに育つよう、裕福な家ではこうして願掛けを行っていたのですね。

 

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右:The Sackville Children, detail, John Hoppner, 1796、左:Nicolaas Rubens Wearing a Coral Necklace, Peter Paul Rubens, Red and black chalk heightened with white and some black ink on paper, c. 1619

 

こんなに美しいジュエリーを子どもの頃から身につけるなんて、素敵な文化だなと思います。子どもの頃から本物を身につけることで、審美眼も養われるのでしょうか。

 

ちなみに私は小学生低学年の頃、純金のブレスレットをもらって数日後に飛行機の中で紛失したという苦い思い出があります…。笑 初めての本物のジュエリーは、子どもがなくしても怒らずに「仕方ない」で済ませられるものから始めるのがいいかもしれませんね!

 

では、世界中の子どもたちが健やかに育つことを願って☺️

 

今週のお題「雛祭り」でした。