Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

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決定版!ジュエリーとアクセサリーの違い

ネックレスやブレスレット、指輪、ピアスなど、身を飾る装飾具のことをなんと呼ぶでしょうか?まずぱっと思いつくのは「アクセサリー」ではないでしょうか?そしてもうひとつ、「ジュエリー」も頭に浮かぶ人が多いと思います。

この2つの言葉は、皆さんなんとなく日常生活で区別していながら、その実一体何が違うのか、もやもやしていらっしゃる方も多いと思います。そこで今回はそのもやもやに終止符を打つべく、「ジュエリー」と「アクセサリー」の違いについて徹底的に解明したいと思います。

 


なぜこんなに混乱するのか

まずはそもそも、なぜこの2つの言葉こんなにも紛らわしいのかについて考えます。

①定義があやふやだから

イメージ的に、一般的にネックレスやブレスレット、指輪、ピアスといったら「アクセサリー」、そこから例外的にラグジュアリーで高級なものを「ジュエリー」と呼ぶ、というのが日本人一般の感覚ではないでしょうか。ざっくりいってしまえば、「高価なものはジュエリー、安価なものはアクセサリー」です。

 

定義は色々な人が様々なことを言っているのですが、ここではより信頼度の高いものとして、宝飾史研究家の山口遼氏の著書より引用します。

ジュエリーの世界史 (新潮文庫)

ジュエリーの世界史 (新潮文庫)

  • 作者:遼, 山口
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫
 

 

「宝飾品とジュエリーとは同一のもので、宝石と貴金属を用いて作られ、直接または衣服につけて身体を飾るものを言い、宝石とは天然に産出する有機物あるいは無機物の中で、人間が美しさを認めるものを言い、貴金属とは金、銀、そしてプラチナの類を言いアクセサリーとは、こうした使用素材の限定を宝石と貴金属とにかぎらないもの

 

どうでしょう?一般的な皆さんの感覚と大体同じではないでしょうか。そしてジュエリーを定義するためには、「宝石」と「貴金属」も定義しないといけないのですね…。

その一方で、実は値段は関係ないということがわかります。例えばこの定義でいうとシルバー(銀)もジュエリーに含まれますが、シルバーで作られた物ならば数千円で買うことができます。

 

しかし、一概に貴金属や宝石が使われているものは、そうでないものに比べて安価なので、「高価なもの=ジュエリー」、「比較的安価な物=アクセサリー」となったのですね。

 

②日本語と英語で全然意味が違うから

もうひとつこの2つの言葉がややこしい理由として、日本語で「ジュエリー」「アクセサリー」と言ったときと、英語で「jewellery/jewelry(ジュエリー)」(※イギリス英語のJewelleryで統一します)、「accessories(アクセサリー)」(※基本複数形で使うので、複数形で統一します)と言ったときの意味に大幅な乖離があること、が挙げられます。日本語の中だけでも意味が曖昧なのに、この英語の意味との乖離が状況をより一層ややこしくします。

 

日本語でいう「アクセサリー」は英語の「jewellery(ジュエリー)」です。英語で「accessories(アクセサリー)」というと、日本語の「小物」の意味になります。分かりやすく、例をあげます。

以下は、日本にも店舗があるイギリス発の人気アクセサリーショップ「アクセサライズ」のオンラインショッピングサイトです。

 

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少し見えづらいですが、上のタブが見えるでしょうか?

 

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赤丸が「JEWELLERY(ジュエリー)」で、青が「ACCESSORIES(アクセサリー)」ですね。

 

ではそれぞれのタブを開いてみましょう。まずは赤「JEWELLERY(ジュエリー)」から↓

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そこに載っているのは、ネックレスや指輪、ピアスなどです。お値段はというと驚異の4.5ポンド、700円弱ですね。私たちのいう「ジュエリー」とは全く違うことがわかります。

 

続きまして、青の「ACCESSORIES(アクセサリー)」↓

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そこに載っているのはストール、ヘアアクセサリー、バッグチャーム、グローブ、文房具まで。日本語でいう「ファッション小物」と「ステーショナリー」が載っています。アクセサライズの場合は、別カテゴリーで「バッグ&財布」がありますが、一般的にはお財布やポーチなどもこの「アクセサリー」カテゴリーに入ることが多いです。また、ファションに限らず、例えば「PCアクセサリー」といえばパソコンの周辺機器、ハードドライブやマウスなどを指しますよね。基本的に「アクセサリー」とは「付属品」を意味するものです。そこから派生して、日本ではネックレスや指輪のことをアクセサリーと言うようになったのですね。

 

ということで、日本語のカタカナ読みと英語の実際の意味がいかに違うかお分かりになったかと思います。

 

どう区別するか

日本語だけ考える場合

 世間一般的に使われている通り、「ネックレス、ブレスレット、指輪、ピアスといった装飾具のうち、高価なものがジュエリーで、安価なものはアクセサリー」もしくは価格については触れずに、「ジュエリーは宝石や貴金属を用いて作らた身体を飾る装飾品、アクセサリーは使用素材をそれらに限らず作られたものの総称」とするのが、現実に即した定義ではないでしょうか。

 

英語の意味に則する場合

使われている素材、値段に関わらずどんなものも「jewellery(ジュエリー)」です「accessories(アクセサリー)」は帽子、手袋、ストール、財布、ヘアアクセサリー等々、「ファッション小物」を指します。

 

ちなみに、一括りに「ジュエリー」としたくない場合は、頭に別の単語をつけることで区別します。高価という意味をもたせたい場合は、「fine jewellery(ファイン・ジュエリー)」もしくは「luxury jewellery(ラグジュアリー・ジュエリー)」になります。逆に、安価なニュアンスをつける場合は「affordable jewellery(アフォーダブル・ジュエリー)※「手の届きやすいジュエリー」の意」となります。

 

以下、YouTubeで「fine jewellery」と検索して出てくる動画と「affordable jewellery」と検索して出てくる動画の比較例です。タイトルからして、前者は「ヴァンクリーフ&アーペル」、「カルティエ」 、「ティファニー」、「ダイヤ」、「パール」、一方後者は「15ドル以下」、「アマゾン」、「フォーエバー21」の文字が並んでいるのが分かると思います。

 


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ということで、今まで比較してきた日本語と英語の意味を、対応表にしました。
・アクセサリー      = jewellery
・アクセサリー(安いもの)= affordable jewellery

・ジュエリー       = fine jewellery / luxury Jewellery

 

最後はなんだか英語の勉強のようになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。アクセサリーとジュエリーの違いについてクリアになったでしょうか。質問などあれば、ぜひコメントからお知らせください。