Jewellery Wanderlust

ジュエリーが大好きで、世界中から個人輸入している人のブログ。特にアンティークが好き。

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CHANELのコスチュームジュエリーを買っていい人、買わない方がいい人

 

 

コスチュームジュエリーとは

コスチュームジュエリーとは、「宝石の価値よりもファッション性の高さを第一に作られたイミテーションジュエリー」のことです。

コスチュームジュエリーとは | ヴィンテージ・コスチュームジュエリー通販 YK Collection

 

18、19世紀にもイミテーションジュエリーは存在していましたが、今日私たちの知るコスチュームジュエリーが生み出され広く知られるようになったのは1920年代頃、火付け役は誰もが知るココ・シャネルです。それまでジュエリーは高価な金やプラチナ、本物の宝石などを用いてのみ作られていたのに対して、ココ・シャネルはフェイクパールやイミテーションストーン、金メッキなど、より安価な素材を使い、デザイン製の高いジュエリーを多く生み出しました。

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出典:CHANEL

 

それは、ジュエリーと言えば限られたお金持ちしかつけられないようなそれまでの社会への反抗であり、「古い価値観に縛られない女性」として重要な意味をもつものでした。私たちが毎日その日の気分や服装に合わせて、気軽にジュエリーをつけかえ楽しめるようになったのも彼女のおかげですね。

 

と、コスチュームジュエリーの歴史はとても面白くジュエリーの歴史の中でも重要だとは思うのですが、今回書きたいのは、現代のハイブランドのコスチュームジュエリーとその価値についてです。

※以下で出てくるハイブランドのコスチュームジュエリーには当然、そのブランドがだしている本物の貴金属や宝石を使ったファインジュエリーは含まれません。

 

素材の価値

私はハイブランドのコスチュームジュエリーにはあまり興味がありません。なぜなら、ひとえにその価値はブランドネームのみだからです。上でお話しした通り、元々高価な宝石のアンチテーゼとして生まれているので、素材は金メッキや真鍮など、安価な素材でできています。石についてもCZ(キュービックジルコニア)やフェイクパールなど、素材としての価値は全くありません

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かわいい!出典:Saint Laurent

 

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かわいい~!けれど素材は不明確(出典:CHANEL)

 

例えば上のとてもかわいいシャネルのピアスですが、HPをみてもグーグル翻訳の和訳みたいな日本語なので、素材が超不明瞭です。英語のHPをみてようやく意味がわかったので引用すると、「メタル、養殖フレッシュパール、フェイクパール、ラインストーン」です。「メタル」ってなんだ!という感じです。少なくともソリッドゴールド(メッキではないゴールド)ではないと思いますので、素材としての価値はないに等しいことがお分かりかと思います。

 

お値段

それにも関わらずコスチュームジュエリーのお値段は5〜25万円くらいのレンジです。いかがでしょうか。みなさんは買いますか?

 私はやっぱり買いません。金メッキに10万円出せるほど金銭的余裕がないからです。シャネルのコスチュームジュエリーをみていて、デザインがとても可愛く欲しい思うジュエリーは、それはもういくつもありました。しかし私は富豪ではないので、どうしてもジュエリーを選ぶ際の基準に「value for money」つまりコスパを考えてしまうのです。よって、値段に見合った素材が使われていないものはどうしても購入を躊躇してしまいます。しかしその一方、何を「value」とするかは、人によって違いますよね。

 

真の価値

素材的価値が0でも、10万円の価値を見いだして買う人がたくさんいるわけです。それはひとえにそのブランドが好きだったり、憧れていたり、その人にそのブランドを支持する理由があるからですよね。もしくは素材そっちのけでデザインが気に入ったという人もいるかもしれません。貴金属をつけることでモチベーションが上がる人も入れば、ブランドものを身につけることで上がる人もいる。ですので何に価値を感じてお金を払うのかは、その人次第だと思います。

 ただひとつ言えるのは、長く使える本物のジュエリーだと思ってハイブランドのコスチュームジュエリーを買うべきではないということです。「世代を超えて長く使えるもの」が欲しい人は、やはり貴金属と宝石を使ったジュエリーを選んだほうが後悔しません。ハイブランドのコスチュームジュエリーは、そのブランドのファンもしくは、素材の価値を度外視してもそのデザインがとても気に入ったという人が買うべきものだと言えます。それ以外の人にとっては価値を見いだすことは難しいです。

 

欲しいコスチュームジュエリー

ここまでブランドのコスチュームジュエリーについて割と否定的な立場をとってきた私ですが、実はヴィンテージのDiorのチョーカーでデザインがすごく気に入って狙っているものがあります、笑。たまにオークションサイトで出品されていても、年数がたっているので「パールが禿げています」、だったり「金属が変色しています」という記載があることがほとんどです。それでもデザインが好きなので、あとは納得できる値段のものがあれば買おうかなと思っています。

さらには、イヴ・サンローランのファンなので(ブランドというよりは、デザイナーのイヴ・サンローラン本人と彼が生み出した作品)、彼がクチュリエだった時代のヴィンテージのものをこっそり集めています。コスチュームジュエリーはまだ持っていませんが、これから集める可能性も大です。この通り、普段素材重視の人間でも、そのブランドのもつストーリーに共感したときと、デザインがとても気に入った場合は、素材には見合わない値段でも納得して支払うことができます。私自身がその典型的な例、というオチでした。笑

 

今回言及しなかったハイブランドのファインジュエリーもとても素敵ですが、何百万円〜数千万円するものは住む世界が違うので語れることがありません、笑。外商さんがそういうものを持ってきてくれるという方がもしいらっしゃったら、ぜひ記事にして私にもその世界を共有していただきたいです。